プライムタイム prime time 2005 7 19

 インターネットに詳しい若者によると、
今のインターネットのプライムタイム(ゴールデンタイム)は、
「夜8時ぐらいから」と言っていました。
 昔は、インターネットのプライムタイムとは、夜11時ぐらいからだったのです。
つまり、昔は、テレビを見終わってから、インターネットを始めたのです。
これも、時代の変化でしょうか。
 「それにしても」と思うのが、テレビの報道番組です。
今や、テレビの報道番組は、すっかりバラエティー番組になってしまいました。
これは、視聴率を稼ぐために、仕方ないかもしれませんが、
「それにしても」と思いたくなります。
ある時、笑いを取ったり、ある時、野次馬根性を発揮したり、
ある時、御涙頂戴(おなみだ・ちょうだい)となったり・・・・・。
こうしたものは、バラエティー番組の特徴でしょう。
 そうかと思えば、過剰な事件報道が続きます。
将来、警察官や刑事になるならばともかく、
こうした過剰な事件報道は、一般国民には、必要ないものでしょう。
 テレビの役割は、何なのか。
視聴率を稼いで、広告料金やCM料金のアップを目指すのが、テレビの使命なのか。
テレビには、公共性がないのか。そうならば、公共性のある電波を返上すべきである。
たとえ、娯楽路線で、急場をしのいだとしても、それでは、やがて、視聴者は減っていくでしょう。

構造改革 structural reform 2005 7 17
 日本における構造改革は、外国の構造改革とは、違います。
外国の構造改革とは、不況や不景気を克服するために行う改革です。
 しかし、日本の構造改革は、違います。
日本社会は、そして日本の社会制度は、
人口構造がピラミッド型であることを前提として、成り立っているのです。
 ところが、少子高齢化の進行によって、
人口ピラミッドが、ひっくり返りつつあるのです。
 こうした少子高齢化社会に、
日本社会や日本の社会制度を適応させるために、構造改革があるのです。
 しかし、多くの国民は、構造改革のことを、
道路公団改革や郵政改革のことだと思っているのです。
 これは、政府の説明不足の点もあるでしょうが、
国民の側にも責任があります。
 今、日本は、重大な転機を迎えているのです。
それなのに、多くの国民は、それに気づかず、
日々の娯楽、グルメ、ファッションに夢中になっている現状があるのです。
 高度成長時代や安定成長時代は、そうしたものに夢中になっていても、
問題はなかったのですが、今は、時代が違います。
 転機に立つ日本、分水嶺の上に立つ日本。
これほど、重大な時代は、明治維新以来です。

構造改革 structural reform 2005 7 8
 構造改革とは、都市対地方の対立でもあります。
外国に行けば、わかるように、外国では、都市と都市の間には、
人家もない、無人の広大な土地が広がっています。
この方が、経済効率がいいのです。
 それに対し、日本は、山間部を除けば、
均等に、人口が広がっていると言えるでしょう。
これは、今まで、国土の均等な発達を目指してきたからです。
 構造改革とは、今までの「国土の均等な発達」ではなく、
外国のような経済効率性を求めるものです。
 どちらも、誤りではありません。
誤りと言えるのは、こうした重大な方針を決定するに際して、
一部の政治家や学者が決めていることです。
 これでは、「お上が決めたから、国民は従え」ということになります。
こうした重大な方針を決定するには、国民的な合意が必要です。











































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